英語の基礎

 学校では絶対に教えてくれない 英語の「何で?」

 「right(正しい)」や「knife(ナイフ)」の「gh」や「k」は、発音しません。

 なぜ発音しない文字が付いているのか?

 実は、以前は、発音されていました。

 1474年に、ウィリアム・キャクトン(William Caxton)が、イギリスで初めて印刷機を導入して出版業を始めました。

 それまでは、イギリスには主に5つの方言があり、どの方言が正式な英語という認識はなく、ある地域の方言の本は、他の地域の方言に翻訳されなければなりませんでした。

 ウィリアムが出版業を始める時に、ロンドンで話されていた方言とスペルを使うと決めました。
 そして、ロンドンが出版業の中心となり、その後も後続者たちがその方言とスペルを使い、それが、標準の英語として認識されるようになりました。

 しかしながら、ウィリアムの時代のスペルがそのまま現代まで残ったにもかかわらず、発音は変わり続けました。

 そして、現代の発音しない文字となったわけです。

 めでたし、めでたし

 って、全然めでたくないですね・・・ 受験生にとっては、本当に迷惑な話ですね・・・

 補足: 「through(~を通り抜けて)」「thorough(徹底的な)」「rough(ざらざらしている)」「cough(咳をする)」「though(~にもかかわらず)」「fought(戦った)」「bough(枝)」の「ough」の発音は、全部違う発音です。これも、この時代のスペルは残って、発音だけが変化していったことが原因です。

 日本人の理解が足りない最頻出英単語! その3 「to」


1.物・人などが「to」に続く場所に到着したことを表わす。
 (空間の中で)到達した地点を表わす。

  They got to Tokyo. (彼らは東京に着いた。)

2.ある特定の順番で並んだ何かの中で到達する部分を表わす。
 ある特定の行為の中で到達する段階を表わす。
 時間の中で到達する時点を表わす。

  Please read to chapter three. (第3章まで読んでください。)
  I worked to the end of the project. (私は、そのプロジェクトの最後まで働いた。)
  I thought back to 10 years ago. (私は、10年前までさかのぼって考えた。)

3.どこへ、人・物などが向かっているかを表わす。
 方向を表わす。
 目的地を表わす。

  Please point to your car. (あなたの車を指さしてください。)
  He is going to Osaka. (彼は、大阪に向かっている。)

4.目的・目標・意図を表わす。
 ~するために。(「~」は行為。)

  I need money to buy food. (私は、食べ物を買うためにお金が必要だ。)
  Come to help! (助けに来て!)

5.結果を表わす。
 特定の事が起こす結果を表わす。

  To my surprise, he was sleeping. (私の驚きだったことに、彼は寝ていた。)
  It is hot enough to make me tired. (私を疲れさせるのに十分暑い。)

6.物・行為・感情などを受け取る人・物などを表わす。
 誰・何が特定の行為・出来事を受けるかを表わす。

  I gave the bicycle to my son. (私は、その自転車を私の息子にあげた。)
  Many things happened to him. (たくさんの事が彼に起こった。)

7.~に関して。
 「to」の前の何かと「to」に続く行為などが関係していることを表わす。

  His ability to speak English is good. (彼の英語を話す能力はよい。)
  I have a willingness to help you. (私は、あなたを助ける意欲を持っている。)


 「to」も、「of」と並んで定義が多いですが、ブログでは省略します。

 日本人の理解が足りない最頻出英単語! その2 「of」

 「of」は、「~の」の意味の置き換えしかできていない人が多いです。

 しっかりと、それぞれの意味を理解しないと、「of」が多い文章では、確実に混乱します。


1.人・物などが、他の何かまたはグループの中に含まれていることを表わすために使われる。

  Two of the men there are Japanese. (そこにいる男たちのうち2人は、日本人である。)
  All of the houses in the village are black. (その村にある家[複数]の全ては、黒色である。)

2.何かがどれだけの量・長さ・広がりなど存在しているかを表わすために使われる。
  「amount(量)」「distance(距離)」などのような言葉 と 「of」に続いて述べられている特定の量・距離など をつなげる。

  a distance of 10 meters (10メートルという距離)
  an amount of 5 million dollars (5百万ドルという量[額])

3.「of」に続く物質によって、「of」の前の何かができていることを表わすために使われる。
 「of」に続く複数の物などによって、「of」の前の何かができていることを表わすために使われる。

  three centimeters of snow (雪が3センチメートル[3センチメートルの雪])
  a stream of water (水の流れ) ※注意:「stream」は「流れている物質」の意味で、「流れること」の意味ではない。
  a list of names (名前のリスト)

4.「of」に続く物などが、「of」の前の何かの中に入っていることを表わす。

  a dish of ice cream (アイスクリームの入った わん)
  a glass of water (水の入ったグラス)

5.~について。~に関して。(「~」は「of」に続く何か。)
 話し手・書き手が何について話している・書いているかを表わす。

  Think of a cat. (猫を思い浮かべてください。)
  He is telling the story of his life. (彼は、彼の人生の話を話している。)


 「of」には、もっと定義がありますが、ブログでは省略します。

 日本人の理解が足りない最頻出英単語! その1 「a」

 最頻出英単語の、よく使われる定義をしっかりと理解することは、非常に重要です。

 現在、日本のほとんどの英会話教室や学校では、これが、かなり無視されています。

 当教室「英語教室野洲」に来られ、『英語の「本当の基礎」』で、このポイントだけでも勉強されれば、英語の理解の違いをはっきりと認識されるでしょう。

 今回は、「a」を説明します。
 (ブログでは、一部省略します。)


1.人・物などを表わす言葉の前で使われ、話し手・書き手が、どれなのかは伝えず、一人の人・一つの物などを指していることを表わす。;一つの:

  I saw a woman today. (私は、今日、一人の女性に会った。)
  I have a pen. (私は一つのペンを持っている。)

2.物・生き物などを意味する言葉の前で使われ、その言葉が表わす物全部を表わす。

  I love a party. (私は、パーティーがとても好きだ。)
  A cat has four legs. (猫は、4本の脚を持っている。)


 1番目の意味は、理解している人が多いですが、2番目の意味は、あまり理解されていません。

 日本語にない発音:「vision(視力)」「measure(測定する)」の「s」の発音

 日本語でも、「ビジョン(ヴィジョン)」「メジャー」と言う単語があるため、カタカナ英語になってしまいがちな、これらの発音です。

 この「s」は、日本語の「ジ」のように舌が上あごに付きません。

 「she(彼女)」も、日本語の「シ」のように舌が上あごに付きません。

 「she」の発音から見ていくと、日本語で「シー」と発音した時、始めの一瞬だけ舌が上あごに付くのが感じられるかと思います。

 この始めの一瞬がなく、次の瞬間からの少し離れた舌の状態の「シー」が、英語の「she」の正しい発音です。

 次に、「vision」「measure」の「s」は、「she」の発音の状態で、濁点の「ジー」と声を出して発音できる音が、この「s」の発音です。

 さらに詳しくは、アイオワ大学提供のオンライン発音教材をご覧ください。
 ※「s」の発音は、「fricative(摩擦音)」をクリックして、次に「/発音記号/」をクリックしてください。
 ※「sh」の発音は、「fricative(摩擦音)」をクリックして、次に「/発音記号/」をクリックしてください。

 「R」や「TH」の発音ばかりが、日本語にない英語の音として、よく言われていますが、実は、この音も、です。

 最後になりましたが、私が、世界で初めて(??)した、すごい発見があります。
 これは、インターネットや書籍などで、いくら調べても、出てこなかったので、勝手に「世界で初めて」ではないかと思っています(笑)。

 この英語の「S」の発音は、実は、中国語の「R」の発音とほぼ同じです。

 「S」と「R」の発音が???!と思うと思いますが、私もそう思って、何回も何回も中国人に確認しました(笑)。

 英語の「本当の基礎」がわかれば、中国語も非常に簡単になります。

 英語の独学お勧めサイト(基礎修了者向け)

 英語の基礎が理解でき、自分で辞書を引いて、分からない単語を調べられるようになったら、
 お勧めなのは、以下のサイトです。

 アメリカ政府の海外向けラジオ放送「VOA(Voice of America)」の英語学習用ニュース
 http://www.youtube.com/user/voalearningenglish
 (使われる単語をやさしくして、普通よりゆっくりした速度でニュースを読み上げています。)

 イギリスの「BBC(British Broadcasting Corporation)」の英語学習用サイト
 ※「BBC(びわ湖放送)」ではないです・・
 http://www.bbc.co.uk/worldservice/learningenglish/

 洋画を英語の字幕ありで見るのもお勧めです。

 ポイントは以下です。

 最初は、発音を聞いただけでは、どういう単語か認識できません。
 辞書で調べられるように、文字が必要です。
 そして、辞書で調べる必要があります。

 アメリカ英語とイギリス英語

 「アメリカ英語」と「イギリス英語」と言うように、アメリカ英語とイギリス英語では、使う単語(およびフレーズ)・つづり・発音がたまに違います。

 使う単語で違う例は、以下の通りです。

意味 アメリカ英語 イギリス英語
fall autumn
アパート apartment flat
映画

movie cinema
エレベーター

elevator lift
ガソリン

gas petrol

can tin
クッキー

cookie biscuit
…を車で送る

give … a ride give … a lift
携帯電話

cell(ular) phone mobile (phone)
消しゴム

eraser rubber
ゴミ

trash, garbage rubbish
ゴミ箱

garbage can dustbin
サッカー

soccer football
紙幣

bill note
(順番待ちの)列

line queue
ショッピングセンター

(shopping) mall shopping centre
ズボン

pants trousers
洗濯物

laundry washing
建物の1階

first floor ground floor
地下鉄

subway underground, tube
鉄道

railroad railway
手荷物、カバン類

baggage luggage
電車の駅

train station railway station
…に電話する

call … (up) / give … a call ring … (up) / give … a ring
フライドポテト

french fries chips
ポテトチップス

potato chips crisps
store shop
名字 last name surname
郵便番号 zip code postcode

「英語を英語のまま理解する」って??

 よく次のように言われます。

 「英語を英語のまま理解しないとダメだ!」

 よく耳にする言葉ですが、「じゃ、実際にどうすればよいの?」、「それって、現実的に言って、どういう意味??」と思われると思います。

 実際は、「英語を英語のまま理解する」というより、「英語を、日本語を介さずに理解する」と言った方がわかりやすいかもしれません。

 いくら勉強しても英語が話せない人に共通する方法として「英語を、日本語を介して理解する」というのがあります。
 これは、それぞれの英単語に対して、その日本語の単語を暗記して、英語を読むときに、訳しながら(日本語の単語に置き換えながら)、訳した日本語を見て理解する、というものです。
 これが、学校のテストではよい点数を取れるのに、話せない人の典型です。

 では、どうすれば、よいのか?

 キーワードは、「理解」です。

 「暗記」ではなく、英語を、日本語を介さずに「理解」させることが必要であり、
 実は、それをするのに効率的な方法があるのです。

 では、日本の幼児の英語教室、や、一部のネイティブの英語教室に代表される「ただただネイティブと同じ空間にいて英語を話しかけられる」つまり「英語の環境にいたら自然と英語が理解できるようになる」という方法はどうでしょうか。
 これは、「必要性のレベル」という点では正しいです。

 しかし、英語の環境にいて、自然と英語が理解できるようになるには、毎日、朝から晩までその環境にいるとしても、5年はかかるでしょう。
 つまり、ネイティブの5歳のレベル、ということです。

 実は、ネイティブも英語が話せるようになる課程で、上記の「理解」させる過程を経ています。
 が、前述の通り、この「ただ英語の環境におく」方法だけを使うとすると、膨大な時間がかかります。

英語と日本語の発音は大きく違います!

 例えば、以下の点です。

● 日本語の「あ」は「あ」だけだが、英語では「あ」のように聞こえる音が4つ以上ある。

● どうやっても日本語では表現できない音が少なくとも6つある。

● 日本語は、小さい「っ」と「ん」を除いて、すべての文字が母音(日本語では「あいうえお」)の音で必ず終わるが、英語は母音がない音(子音)が連続する。

 「あ」の音に関して、もし間違うとどうなるかの例をあげます。
 「You can’t(あなたはできない)」の「a」の発音を日本語の「あ」のままで発音すると、「You, cunt(おまえ、くそやろう)」と取られることがあります。
 ※「cunt」は、「女性器」または「嫌なやつ」の意味です。

 そして、日本人が最も苦手なのが「R」の発音です。
 これの例はあげれば、きりがないのですが、以下、面白い一例です。
 「I want to eat rice.(お米が食べたい。)」の「R」を日本語の「ラ」で発音すると、「I want to eat lice.(シラミを食べたい。)」に聞こえます。
 ※「lice」は、「louse(シラミ)」の複数形です。

 3番目の点ですが、これにより、日本人は、子音を連続させることが苦手で、すべての子音に母音を付けようとする傾向があり、これが、ネイティブが日本人の英語を聞き取れないものにしている要因です。

 これだけ英語と日本語の発音が違うにもかかわらず、発音をしっかりと教えることをしない、というのが、日本人が英語を話せなくしている主な原因なのです。
 また、これにより、きれいに発音する自信がないので、積極的に話すことをしない(練習にならない)ということにも、つながってしまいます。

 そして、一番恐ろしいのは、間違った発音で次から次へと単語を覚えることです。
 これは、スペルを全く違って覚えているのと同じです。
 間違っている度合いにもよりますが、すべてがムダになる可能性が高いです。

 これに気が付いている人は、英語を数倍速く習得できます

 これに気が付いている人は、英語だけではなく、すべての言語を数倍速く習得できるでしょう。

 「数倍速い」という根拠は、私が14年前にオーストラリアにいた時に、周りの日本人や他の外国人に比べ、これに気が付いてからは私だけ英語がダントツでできるようになったからです。

 それは、「言葉は、知覚できる何かを指している」という気付きです。

 これは、一見すると、「はいはい、当たり前のことじゃん」と思うと思います。

 そうです! すごく当たり前の事です。

 でも、これを本当に理解して、応用できているか、が、英語および他の言語の習得のカギになります。

 たとえば、「椅子(いす)」という日本語の単語があります。

 この言葉は、何を指しているのでしょうか?

 また、どこからどこまでの範囲を指しているのでしょうか?

 「座るための家具」ですが、背もたれが付いていても「椅子」なのでしょうか?
 そうです。背もたれが付いていても、それは、「椅子」と呼ばれています。

 では、日本語でも使う「スツール(英語から来ていて英語ではstool)」という単語はどうでしょうか?
 「スツール」も「椅子」ですが、「スツール」は、背もたれや肘かけがない椅子なので、背もたれや肘かけが付いていると、それは「スツール」とは呼びません。

 「スツールを一つ買ってきて」と上司に言われて、背もたれが付いている椅子を買ってきたら、怒られるでしょう。

 いかに速く、理解していない単語の「何を指しているか」「どこからどこまでの範囲か」を見つけるか、が、その言語の習得の速度を大きく左右します。

運営者:アッキー

プロフィール:
TOEIC990点(満点)
実用英語技能検定1級
オーストラリア滞在2年間
中国滞在1年間
イギリス滞在1年間
アメリカ滞在2年間
通訳翻訳・英語講師歴4年間

教室:英語教室野洲

英語教室野洲
(滋賀県野洲市)