「動詞(verb)」は、動作・行為だけを表すのではない!
「動詞」は、日本語の「動詞」という名前から「動く」「歩く」「食べる」などの動作や行為だけを表すと思われがちですが、そうではありません。
「verb(動詞)」は、事象(出来事)、そして、状態も表します。
そして、1つの単語の場合も、複数の単語の場合もあります。
どちらも、1つの「verb(動詞)」なのです。
事象(出来事)・状態の例は、「happen(起こる)」「exist(存在している)」「seem(~のように思われる)」などです。
そして、「is walking(歩いている)」「has eaten(食べ終わった)」「should have happened(起こるべきだった)」も、それぞれ「verb(動詞)」です。
より正確には、「compound verb(複合動詞)」といい、「2つまたはそれ以上の単語からなる動詞」です。
英語の「verb」の語源は、ラテン語の「verbum」から来ていて、「単語」を意味しました。
日本語と違い、語源的にも「動(動き)」の意味はないのです。
※「ラテン語」は、約1800年前までイタリアのローマまたはその近辺で話されていた言語で、たくさんの現代英語の単語がラテン語を語源としています。
補足: 現在、一般的に、「is walking」「has eaten」「should have happened」の「is」「has」「should」「have」は、「auxiliary(helping) verb(助動詞)」と言われることが多く、「他の単語を助ける動詞」と呼ばれていますが、厳密に言うと正しい名前ではありません。
実際は、「他の動詞と結びついて、複合動詞を作る動詞」です。
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